スペーストレードはNFTのように稼げるのか?NFT売買経験がある筆者が考察してみた。

まずNFTとはなにか

NFTとはNon Fungible Token (非代替性トークン)の略称である。NFTはブロックチェーン上のデジタルデータで、そのデジタルデータの中でも、コンテンツやデジタルアイテム全般に応用されている。

実際にそのNFTの数ある中でも、海外のドット絵のNFTイラストが数億円で取引されたり、日本のイラストレーターのNFTアートが数百万で取引されたりと、国内国外問わず、世界を賑わしている。

今までは、デジタルコンテンツはネット上から自由にダウンロードでき、自由にコピーできたので所有権利が不明瞭で、誰の持ち物か分からなかった。

しかしNFTはブロックチェーンの技術を応用することによって、代替不可能な、デジタルアセットになることができる。

そのため、NFTは金やプラチナと同様に希少価値があるとみなされ、希少性が認められるときは取引額が大きくなっている。

NFTで利益を出すには

代替不可能なNFTと一口に言っても、何千万円にもなる高価なNFTがあれば、反対に1円にもならないNFTがある。

なぜそこまで価値が分かれるのか。例えばそのNFTが宝石のように極めて希少価値が高いと価格は何十万何百万と跳ね上がり、

欲しい人に売れば、買値よりも高い価格で、売れる場合がある。

しかしそこら辺に転がっている石のようなNFTでは欲しがる人がいないので、そもそも1円も価格が付かない。といったことがある。

さらに高価なNFTは、生み出すのにも購入するにしてもハードルが高い。買う場合はそもそも個人が買えるような資金が無いといったことがあげられる。

そのため、NFTで利益を出すのはできるが、その土俵に立つそもそものハードルが高い場合が多い。

LINE NFTマーケットで過去に取引した

以前筆者が実際に取引したメッセージアプリのLINEが運営しているLINE BITMAX Walletのなかに、NFTを売買できるNFTマーケットというサービスがある。

筆者はそのアカウントを2021年6月30日に開設した。

そして当時 BROWN&FRIENDSデジタルトレカというNFTを実際に売買した。

BROWN&FRIENDSデジタルトレカのNFTは数種類の絵柄しかないが、それぞれシリアルナンバーが振ってあり、LINE上のNFTマーケットでしか売買できないので、コピー不可能なものである。

そして、一定の枚数しかないので、希少価値があり、単純にBROWN&FRIENDSデジタルトレカが欲しいものには高く売れる。

LINE NFTマーケットで取引し利益を出してみた

NFTマーケットで筆者はBROWN&FRIENDSデジタルトレカを安く買っては出品し高く売ってせどりのような形で利益を出していった。

しかし、元々が無料で配布されたNFTデジタルトレカだったので、単価は1000円~2000円程度で、せどりしても、一回で数十円~数百円しか、利益が出なかった。

そして、安く買って高く売ることで、利益を出していたが、何回も取引をしていくうちに、安く買うのはいいが、高く売れなくなっていった。

購入時より高い値段で売るともちろん売れない。さらに同じ値段で売っても売れない。仕方なく買値より安く売ると、やっと売れる。

という需要供給バランスになってしまい。稼げなくなった筆者はLINENFTマーケットから撤退を余儀なくされた。

LINE NFTマーケットではどのような戦略で戦えばいいのか

NFTを売買するときは需要と供給のバランスがあるが、そもそも一般ユーザーが自由に売買できるLINENFTマーケットのようなシステムだと、

需要>供給ではなく、すぐに需要<供給になり、供給過剰で個人が利益を出すことがきびしくなってしまう。

なので、利益を出すには需要<供給になる前の需要>供給のうちに早めに売ってしまう戦法で戦うしかない。

だが、早めに売ってしまい市場からフェードアウトするのはなかなか簡単ではなく、

利益を出すためにずっと取引をしていると、チキンレース的に、最後の人がババを引いてしまい、

しまいには供給過剰で売れなくなってしまい、在庫をただ、抱えるしかなくなることがよくあった。

スペーストレードでの取引について

ではスペーストレードはどうかというと、決められたルールに則り、スペーストレード内限定で個人間売買するスタイルだ。

しかしLINENFTマーケットのように、個人の裁量で金額を決めて売却するのではなく、運営が定めた金額で自動売却するかたちになっている。

具体的な取引の流れは、まず、

個人が保有している、各シリアルナンバーが振られた一定の金額のプラネットがあり、一定期間保有後、プラネットは一定の利率を足して自動売却される。

次に10%程度の確率で当選するプラネット自動抽選が行われ、プラネット応募した別ユーザーが当選すると、そのプラネットを購入が出来る。

その後、その別ユーザーが購入したプラネットは一定期間保有後、一定の利率を足して自動売却、自動抽選・・・といった形で

一定の期間保有後、売却時に一定の利率を足して自動売却。というシステムが整っている。

なので、1円にもならないものでもなく、何千万円といったものでもなく、

運営が定めた数万~数十万という範囲で決められた価値のプラネットを購入でき、

売却時には運営が定めた一定の利率分(14%~18%)、

を足して売却できるので確実に利益がでるものとなっている。

対して、任意のタイミングで個人間取引を行うLINENFTマーケットでは、売却が任意のタイミングな上に、売却金額も個人が自由に決められる。

そのためマーケットが活発過ぎて、需要と供給のバランスがすぐにくずれ、供給過剰になった途端に売れなくなったり、たたき売りをしなければ、売却にはつながらない。といったことになってしまう。

しかし、スペーストレードでは個人間取引の点では同じだが、当選確率10%程度の抽選をした上で当選しないと、そもそも保有できないので、需要と供給のバランスがくずれにくい。

さらに、売却価格は一定の利率分を増やして売却され、極端な取引にならないので、買い手も多数いる状態になる。ある意味で売り手市場といえる。

上記の点でスペーストレードは利益が出るシステムが構築されているので、確実性が高く利益を獲得できる。

スペーストレードでどうやって稼ぐの?

上記でも軽く説明したが

スペーストレードは簡単に言うとせどりとNFTを組み合わせたようなもので、利益を獲得できるサービスである。

Aさんが利益を得るまでの流れ

①シリアルナンバーが振られたプラネットという商品をAさんが抽選で引き当てる。

②Aさんが保有したプラネットは一定期間定められた期間後、再抽選される

③Bさんがプラネットを抽選で引き当てる。

④AさんからBさんに引き渡す際には各プラネットの種類によって、14%~18%の利率分を増やして引き渡される。

④Bさんが保有したプラネットは一定期間定められた期間後、再抽選され…

といった形で、各々の参加者が抽選で引き当て、売却すれば利益がでる仕組みになっている。

そして、プラネットが抽選し当選した段階で、チケットという、実質的な手数料を運営に引き渡すことで、スペーストレードはサービスとして成り立っている。

プラネットの料金はどこまで上がるの?高くなりすぎたら購入できなくなるのでは?

各プラネットのJUPITER・33,000円~110,000円、URANUS・55,000円~165,000円、SUN・99,000円~330,000円と決まっており、

上限額までいくと、例えばJUPITERなら110,000×114%÷3=41,800円に3分割され、3個のJUPITERとなり、一定の金額なので、参加者には購入しやすい価格が保たれている。

分割され続けたら供給が需要を上回りプラネットの購入者がいなくなるのでは?

対策として

プラネットの当選率を10%程度としている。(この記事を書いた筆者も、JUPITER9個、URANUS6個、SUN3個とそれぞれが1回の抽選で全部外れた)

運営が市場へ流出させるプラネット数、ユーザー数の規制と緩和により、マーケットコントロールをしている。

さらに前提として運営は市場のプラネット数や成長速度を把握しており、適切なタイミングで市場の寿命をのばす施策をうっていくといっている。

売買されるプラネットがスペーストレードではない、今後、新規別サービスで使えるポイントに変換できるようになる。

など様々な対策をうつことで、参加者が安心できるように運営が管理している。

スペーストレードを活用するか否か

FXや株や暗号資産取引をしたことがあるが、スペーストレードも投資の一種だと感じている。

どんな投資も一定のリスクがあり、リスクを無視して特攻すると大損することがあるので、

ルールを熟知し、リスクとリターンを認識した上で、スペーストレードを投資の一種として行うのは大いにありだと思う。

まずは少額ではじめて、慣れてきたら、徐々に金額を大きくしていくというスタイルがなんの投資でも基本なので、そのような形で筆者はスペーストレードを運用していく。

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